妖怪男ウォッチ

恋愛文化人類学が趣味の外資アラサーOLによる、ラブ魔窟サバイバル記録。

結婚は不倫・慰謝料全額負担までがワンセット。金の使い方&発言が殿上人すぎる「外銀男子」7つの生態

サーイレーンナーイ♪ホーラーナーイ♪オールイーズカールマ♪オールイーズブラーッド♪

クリスマスが来ると「聖劇やらなきゃ!ハレルヤ合唱しなきゃ!」と発作が起きるミッション系クラスタ女子です。こんばんわんこ。

さて、モラハラコンサルばかり登場しすぎて「妖怪男ウォッチっていうか、妖怪コンサルウォッチなのでは?」疑惑が噴出している本ブログです。たまたま身内と界隈にコンサルタントが多かったからなんですけども、確かに偏りは否めない。

というわけで、今回は嗜好を変えて、あまねくキラキラ女子に大人気なハイスペリーマン♡の中でも、外資系エリートといえばこの人たち☆と言える外資系金融男子をウォッチッチしてみましょう。

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キラキラ女子なら押さえたい、外資系男子

まず「外資系」と一口に言ってみても、金融・コンサル・IT・メーカー・ラグジュアリーブランド系とその種類は多く、日系企業がそうであるように業界色・企業色はもちろんあります。

外資系=高収入」なんて有難迷惑なイメージが付いていますが、キラキラ女子の期待する外資系エリートサラリーマン♡ハイスペ♡タワマン♡六本木♡」を実現できるのは、外資金融フロント一択。

 ウォール街強者の前には「外コンくん♡」も「官僚くん♡」も海の藻屑として消えます。彼らの遊び方はとにかく派手。一緒に飲めばシャンパンががんがん空き、知った名前のワインの空き瓶がずらり。2次会はやれ会員制のバーだの、ハイクラスなレジデンシャルなご自宅のマンションだの、とりあえずバブリー。シャンパンの泡のように弾けて消えるキラキラした遊びが体験できます。ふぁーおふぁーお♡おーぱすぱす♡というわけで、そんな外銀勢の特徴を見ていきましょう!

1.都内出身帰国子女だらけ。早慶以下なにそれおいしいの?

金融・コンサルなどの外資系トップクラスの会社は新卒採用において学歴切りが非常に激しいので、早慶以下はまずいません。留学経験は当たり前、というかまー帰国子女が多い。また、学生時代から「経済大好き!」「市場大好き!」と自ら勉強している人も多く、学歴だけでなくその意識の高さや、能力の高さは各業界の中でもトップクラスでしょう。

各会社が採用する新卒同期は数える程度の少数。そして仕事は例にもれず激務&高収入&専門仕事なため、同業界内での付き合いがおのずと多くなり、価値観や感覚がどんどん「外資金融」という世界の中で培われていきます。

1人外銀勢がいたら、ごろごろ繋がるあの世界の狭さったら!そんな狭い世界の中で3年過ごせばみごと立派な「外銀男子」が出来上がっているというわけです。

また、トップレベルを寄せ集めるとおのずと出自も似てくるもの。帰国子女かつ都内一貫校からのトップ大学という美しい経歴をお持ちのエリート様だらけで笑えます。毛並のいいわんちゃんがいっぱい♡と脳みそトリップさせなきゃやってられないレベルで。

自身の出身と周囲の人間がそうであるため、女子の育ち・経歴にも敏感です。私の記憶で印象的だったのは、男性側が全員欧州系銀行の人間という会でごはんを食べている時のこと。出身地・高校・大学と段階を踏んだ確認の末に「ところでみんなの親って何やってるの?」という質問を投げかけられ、「査定、入りました!」と内心ツッコんだのを覚えています。 

2.外銀が歩けばCAに当たる。超絶高濃度の親和性

彼らの女性選びは「欲しいものは手に入れる」という肉食マインドで構成されているため、以下のような特徴があります。

  • 容姿がいいのは当たり前。そして女は寄ってくることが前提
  • そのため「自分の好み」が細分化する上にエベレスト級に
  • 本社VP出席のパーティ等に同伴できる美貌と頭脳(語学力)は必須
  • ハイキャリア女性とのマッチングもあれど、「わかりやすい」ブランド主義に走る傾向あり

金の力で全力で遊ぶため、周囲には美女がずらりと控えます。モデル、CA、アナウンサーと見てくれが良く「女偏差値」の高い女性がひっきりなしですが、その中でもひときわ親和性が高いのがCA。

理由としては、絶対数が多いこと。モデル・女子アナ・タレントは希少価値は高いが、ピンキリすぎて選別が大変。自称モデルとか六本木には掃いて捨てるほどいますし。また、「ある程度の地頭・育ち・英語力・容姿」が担保されたブランドとしては、CA選んでおけば間違いないんじゃない?コスパよくない?という、もはや人身売買?何カテゴリ?という値付けとジャッジが入ります。

アラサー外銀男子曰く「外銀いたらCAなんて呼ばなくても寄ってくる。若い頃だいたいあいつらで失敗する」と仰ってました。マジカル―★

3.バツ付、不倫は当たり前。慰謝料?くれてやるよ

歩けばCAに当たり、止まれば不倫の餌食。というくらい、不倫も離婚もめっちゃ多い。ほんとーーーーに多い。まぁ激務社畜で金があるとみんな下卑た遊びが激しくなるのか、女関係が派手になる傾向は見て取れるものの、そんなことでは止まらないのが外銀フロント高収入のカタの付け方。

「不倫がバレて不倫相手に嫁から慰謝料請求」を「全部肩代わりして払う」ところまでがワンセット。この価値観にはまじでビビった。けども、「女遊びのケツを拭けるだけの気概」がある人間なだけマシ…なのか…?あれ…?うん…?と、異次元の常識が多すぎて、自分の常識を疑いだすくらいのパワーがあります。

同業不倫もこれまた多い。そうなると、女性の方も同等以上に稼いでいるため、マジで「慰謝料」という金銭的なペナルティがほぼ痛手にならない。「お金で解決できるものはお金で」感覚がどんどん強化されていく様を見て震えました。

男女共に「不倫はすごい多いってか、常識?」と語るので、「不倫は、ありまぁす!」と小保方よろしく覚悟を決めておいたほうが良さそうです!いらない常識をインストールする必要があります。まじかー。さすがだなー。もうよくわからないから、今度クルーザー乗りたいなっ♡

4.弱肉強食の実力社会。成果がでなければ即退職★

彼らの年収はボーナスによって維持されているので、ボーナスの有無と値段によってその一年は天と地ほどの差がでます。要はずっと成果を出し続けていなければ、去年の年収に首を絞められ、マイホームから何から手放す結果になりかねない。

想像される「外資らしい」UP or OUTの問答無用な風土が最も「当たり前」に広がる業界でしょう。外資というとドライな人間関係を想像する人が多くいますが、「どこのラインの誰の下につくか?」というポジショニングによって天と地ほどの違いがうまれるため、上司との関係は非常に大事。仕事だけしてればいいってもんじゃない。

また、金の切れ目は縁の切れ目よろしく、退職・転職・即離婚!というカップルの話もよく聞きます。逆もしかりで、友人の外銀男子、最初はあまり有名ではない外資証券会社に入りキャリアをスタート。うまく転職して米系トップランクの会社に転職が決めたら、途端に当時付き合っていた元読モの彼女が結婚を迫ってきた…というホラーのような実話を話してくれました。すごい!テンプレ!

華やかで自分の力でのし上がれる業界に憧れて入ってみても、残れる人間はごくわずか。結果、残った人間のずれた「外資金融」の価値観だけが強化されていくという魔窟っぷりが見て取れます。

5.「シャンパンを泡って言う女は嫌」銭ゲバ系女子には辟易

外資金融」が高級であることはもう世間的にバレているので、社名と所属によってくるキラキラ♡銭ゲバ系女子には飽き飽きしており「金は払うが心は払わん」と女性不信気味な拗らせ男子もよく見かけます。

また、前述のように「女は掃いて捨てるほど」寄ってくるので、理想はエベレスト級。顔は〇〇、体は××、経歴は△△、正確は□□と、「理想の彼女」を悪魔合体で生み出そうとします。でたー!ハイスペの病!

私が聞いた中で一番笑ったのは「シャンパンを泡って言う女は信用しない」という米系バンカーのお言葉。「あいつらFacebookでクルーザー乗って水着の写真とかすぐ上げるから」というため息交じりのお言葉に、周りにいる女子のタイプと、彼女たちと一緒にいながらも冷めた目線で見てしまうアンビバレントな心境をのぞいて暗澹たる思いを抱えるイタリアン in 六本木。

「決めきれなくて婚期を逃した気持ちと、まだいけるって気持ちと、離婚出戻り組に挟まれて、もう幸せな結婚生活の未来を描くこと自体が無理」と呟やかれて、私の心もお通夜になりました。お…おつかれ…。えっと、じゃあ、とりあえずもう一本、泡いっとく?♡

6.酔うと英語でしゃべりだす率が異常。

そのまんま。以上。

7.発言が殿上人

ナチュラルに出る発言が殿上人すぎて首が折れちゃう!

  • 「30歳で600万とかありえなくない?(安くて)」
  • 「年収800でハイスペとか冗談でしょ」
  • 「どこ帰り?(国)」

結論:金の力は暴力的に人格を食らう。外銀男子を目指すキラキラ女子よ、覚悟せよ

ここまで見てきたように、良くも悪くもその桁外れの年収によって支えられている彼らの生活や価値観。もともと育ちのいい人も多いので成金ヒャッハー系がゴロゴロしている訳ではありませんが、そうは言っても新卒から高額な給与をもらっていれば知らず知らずに生活レベルはガン上がり、それが「普通」になって歪んでいくのは当たり前かもしれません。

また、本人は「普通」でも、周りの先輩などに連れまわされ、どんどん派手でバブリーな世界に染まっていく人も大勢いる。仕事のプレッシャーや激務社畜っぷりで壊れていく人もめっちゃ多い。

人間は環境に染まるので、そこに流されないようにするのは結局「精神力」とか「意志力」とか、目に見えないものに頼るしかなくなるから難しい。いろんな意味で「タフ」でないと生き残れない。

そして、そんな彼らが求める女性は同じく「タフ」な人。もちろん見た目からの強さではなく、芯の強さ。金という狂気の世界に飲みこまれないための「制御装置」になってくれるような人。あーもう、難しい要件だすよねー。うふふ。

日々変動するマーケットを分析し市場を回す彼らの目線では、女子は「変動する資産」として見られています。 キラキラ女子なんて言わずもがな。結婚するつもりの本命女子に求めるものは「美貌」「頭脳」「語学力」、そして「金の暴力に屈しないタフさと精神力」なので、この条件を持っていないキラキラ女子勢は暇つぶしの可能性が高いです。

ずいぶん昔に自称JPモルガン社長の回答が話題になりましたけど、この考え方をデフォルト採用している外銀勢はめっちゃ多いよな?と思う。 

「人に対する値付けをするとかないわー」って声が聞こえてきたぞ!たしかにそれは正論!しかし、四六時中仕事していると脳みそが仕事脳に100パーセント振り切っちゃってる哀れなハイスペ子羊はいっぱいいます。

 

というわけで、私の結論は、外銀男子=怖い。数字&資産換算はめっちゃするからロジックはもちろんあるのでその点は話しやすいんだけど、「お金の使い方」にどこかタガが外れてしまったものを見る恐怖を感じます

金の力は暴力的な竜巻のようなもので、よほど芯が強くないとあっというまに飲みこまれます。オズの魔法使いよろしく地上1000メートルにまで噴き上げられて「見ろ!年収800万がゴミのようだ!」とハイになって下界を見下ろしていられる時はいいけど、バランスを崩すとあっという間に地面にたたきつけられる。

金トルネードに巻き込まれてハイになった女子がたたきつけられた事例は下記の記事などが参考になります。

そんなわけで、ハイスペ狙いの女子におかれましては「彼氏(みたいな人)の年収=自分の価値」と思って自慢してる段階では、金がもたらす暴力が見えておらず、あの引力に人格が飲まれてるってことだと思うので、もっと観察力を鍛えるか撤退するかした方がいいと思います。メリクリ★

 

 ツイッタやってるよ!

 

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ウルフ・オブ・ウォールストリート [Blu-ray]

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株の不正取引で大儲けし、ウォール街を駆け上った男の繁栄と没落を描いている。いやーーーーーーー怖い。人間の業と、それを叶える「金」の怖さをこれでもかと見せつけられる。使い切れないほどの億単位の資産・クルーザー・セックス・ドラッグ・糟糠の妻・トロフィーワイフ・愛人…。お金という欲望を叶えるツールの奴隷となって狂わされる人々をリアルに感じさせる映画です。

 

外資系金融の終わり

外資系金融の終わり

 

御大は外銀勢の特徴をよく表しているので、彼のインタビューを読むと参考になると思います。「離婚なんてたかが数百万」という話がどっかに出ていて「あーこれこれ」となった記憶。