「いつも笑顔で明るい女が好き」。「都合のいい人外」を求めるポジティブ信仰男
女子が言う「包容力がある男の人が好き♡」は「自分の悩みや感情を全部受けとめてくれて、自分を全肯定してくれて、弱さやネガティブさを見せない」地母神タイプの人外を求めていることがある、と書きました。
婚活女子がよく言う条件「一緒にいて楽しい人・価値観が合う人がいい」がゆるふわすぎて危ない - 妖怪男ウォッチ
で、これと似た男性バージョンが「いつも笑顔の人がいい」「いつもポジティブな人がいい」「いつも穏やかな人がいい」「いつも癒される女性がいい」です!!!
うんうん笑顔は最高だよねーときめくよねー癒やしだよねーなどと軽く流してしまいがちですが、じっくり話を聞いてみると「それって女性に人外になれって言ってる???心を殺して欲しいマン?欲しいマン?」と詰め寄りたくなる案件、けっこうあります。
インタビューをもとに共通項をどかんと解体してみましょう!
事例1:「愚痴は君らしくない。いつも笑顔でいてほしい」男
続きを読むインタビュイー。既婚の受付嬢。彼氏が途切れたことがないモテ子で、合コンで知り合った東大卒商社マン男性と入籍。
『なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか 18の妖怪女子ウォッチ』発売するよ!
すでに前回のブログではちゃらっと告知しましたが、 5月15日に文藝春秋さんより書籍第2弾が出まっす!Kindle版(電子書籍版)は5月26日発売です♡
前著『妖怪男ウォッチ』の女版なのですが、前著が『女性のための妖怪男本』だったのにたいして、今回は『女性のための妖怪女本』にしています。
妖怪男ウォッチは「あーいるわーこういう男いるわーまじお焚き上げしたいよねー滅したいよねー」と女子会できゃっきゃしてもらうための本ですが、こちらは「あーいるわー身近にいるわーていうか私だわー」と悶ながら読んでいただければと思います!
なぜ幸せな恋愛・結婚につながらないのか
これはおそらく女子会ですでに5億回は言われたであろう言葉だと思います。
妖怪男本では「それは相手が妖怪男だから!」がテーマでしたが、今回の仮説は「それは私達が妖怪女だから!」。
あっという間に恋愛結婚してるはずだったのにさっぱりその気配がなかったり、どんな相手とでも恋愛が続かなかったり、いつも振られたり、付き合ってると思ってたのに実は付き合っておらずただのセカンド扱いをされる場合は、自分が妖怪女な可能性があります。
そんな妖怪女子たちの「20代前半の恋愛傾向」「アラサー以降の恋愛傾向&婚活の傾向」をまとめて書いていますっ!
自分に似たタイプの妖怪女子がわかる!
わくわく★妖怪女子チャートがあるのでこちらで自分のタイプをチェック♡してから似たタイプをウォッチするもよし!最初から読んでもらうもよし!です(ちなみに私は『強欲女子』か『迷走女子』です。文春編集部の皆さんは『地蔵女子』が多かった)
続きを読む婚活女子がよく言う条件「一緒にいて楽しい人・価値観が合う人がいい」がゆるふわすぎて危ない
お久しぶりです。ぱぷりこです。GWに2017年初記事ってどうなのよって感じなのですが、なにしてたかっていうと本を書いてました。5月15日、文藝春秋さんから出まっす!Kindle版も出ます♡
婚活女子が言う謎キーワード3選
お焚き上げ恋愛相談やask、飲み会などで、恋愛&婚活相談をされたら喜んで受けることにしてるのですが(同世代の既婚勢な友人たちとはお金・家事分担・キャリア・子育て・投資・住居の話ばかりになってきたため)、皆さん思い思いに理想やら現状やらを話してくれるのですが、その中でよ〜く聞くのが下記3つのキーワード。
「一緒にいて楽しい人がいい」
「価値観が合う人が好き」
「包容力がある人がタイプ」
特に多いのが「一緒にいて楽しい人が好き」。なんでしょうね、この言葉、失われし古代言語で翻訳したら「私は1年以内に結婚できる」のアナグラムになっているの?だから皆、恋愛成就と婚活成就を願って1日1回は感謝を込めて口にするの?っていうぐらい多種多様な女子が言います。
「なんとなく結婚相手に求める条件っぽい」「年収やスペックなどのえげつない話をしていないので上品に見える」「口にするのが簡単」なため、婚活女子に大人気。
しかし掘り下げてインタビューしてみると、スペック重視な婚活女子よりもよほどえぐい本音が出てきたり、考えているようで考えていないノー戦略ぶりが見えてくることがよっくあります。
続きを読むなぜ高収入バリキャリ女子が「自分より年収が高い男と結婚したい」と上昇婚をめざすのか
アラサー女や婚活女子と話をしていると、必ず出てくるのが「お相手の年収」話。
「自分より年収の高い男じゃないとムリ」
「結婚相手の年収は自分の1.5倍ぐらいが希望かな」
多くの子が「相手の男性には自分より年収が上であってほしい」と口をそろえます。
「で、出た〜〜〜わかりやすい上昇婚狙いで、男の年収=自分の価値だと思ってるキラキラ女子〜〜〜」と思いきや、必ずしもこういう子たちばかりではありません。
むしろ最近気になっているのが「平均年収よりも稼いでいるバリキャリ」までもが「年収は同じか自分より高い男性がいい」と言い出すこと。
「男も女も同じぐらい稼ぐ時代だから関係ないよねー」と言っていたはずなのに、気がつけば「やっぱり自分より年収が高い男性の方がいいわ…」と言い出すのはなぜなのか?バリキャリの「やっぱり上昇婚」現象を考察します。
本日の妖怪:プライド山男
というわけで、バリキャリ婚活女子にインタビューしてきました。
続きを読む彼女いない歴偽装マンの「元カノとは半年前に仕事が忙しくて別れた」を迎撃せよ
壁ドン顎クイしてくれる、ちょっとどSでスマートなあの人は王子様?♪
ノーノー妖怪男♪ 妖怪男♪ セフレ牧場経営者♪
シルバーウィーク明けなのでOP作成がはかどります。ぱぷりこです。「『彼氏彼女の事情』『フルーツバスケット』がアラサー女子の恋愛観にもたらした闇」という記事で「過去の恋愛トラウマを語る系ヤリチン=トラウマ吟遊詩人」の話をしましたが、トラウマ語りチンプレ(ヤリチンテンプレートの意)と並んで多いのが「彼女いない歴の偽装」。
具体的には「元カノとは半年前に仕事が忙しくて別れたよ」です。
「なんで前カノと別れたの?」と聞く女たち
気になるあの人や付き合うことになった彼が、なぜ前カノと別れたのかは、束縛男やモラハラ男、浮気常習犯などの妖怪男を見極めるためにも超・重・要。
ゆえに女子会という戦略会議では「いい感じの人がいるんだけど……」と誰かが口火を切れば、歴戦の猛者たちが「なぜ前の女と別れたのか、その理由と彼の考え方は聞いているのか?語り口に納得感はあるのか?」と猛禽類のような鋭い目線でチェックします。
FAQに対策を取る男たち
しかし、こちらが戦略を練れば、相手が対策を打ってくるのは世の常。つい先日「俺、彼女いない歴はいつも半年ってことにしている」という彼女いない歴5年に差し掛かるヤリチンに話を聞いて「なんだそれ」と思っていたところ、タイミングよくこんな話題が流れてまいりました。
「なんで前の彼女と別れたの?」と聞かれることはよくあるけど、「浮気がバレて振られました!」なんて言うことはまずなくて、「物理的な距離が離れて、心の距離も離れた」みたいな、それっぽいけど中身はない回答を用意してるよね。
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) September 20, 2016
残酷な真実より優しい嘘だよ。人に言えない真実はツイッターに。
「いつから彼女いないの?」「半年前からかな」←テンプレ
— ヒデヨシ (@cook_hideyoshi) September 20, 2016
「なんで前の彼女と別れたの?」「お互い仕事が忙しくなって、会えなくなったから」←テンプレ
「どんな人が好きなの?」「うーん、一緒にいて楽しい人がいいな。あ、今すげぇ楽しいけど(笑)」←テンプレ
半年!仕事!忙しい!出たよ!
「彼女とは半年前に仕事が忙しくて別れた」というフレーズが隠語にしか聞こえない地方出身のため、このフレーズを聞いた瞬間に妖怪男アンテナが大警報祭り。そう、だいたいこういうことを言う男は「いい人がいたら付き合うよ」と言いながらセカンド女子を大量量産するヤリチンです。
今回は「彼女いない歴が半年マン」の偽装ぶりを暴露しようと思います☆
続きを読む『彼氏彼女の事情』『フルーツバスケット』がアラサー女子の恋愛観にもたらした闇
2016年現在にアラサーとして生きる女たちがハマった漫画といえば『美少女戦士セーラームーン』。セーラームーングッズが量産されるたびに「あっうちらの財布ターゲティングされてる☆」って思う。まあ実際、六本木でやっていたセーラームーン展は最高でした。つけまつげコンプしたしね。
しかし、こと恋愛においていえば、アラサー世代が懐古するのは『彼氏彼女の事情』と『フルーツバスケット』だと思う。
『花とゆめ』『LaLa』といえば中高生時代に友達から貸してもらい回し読んで、大学生になって読まなくなった漫画雑誌の筆頭。社会人になりたてのころは「あったよねーハマってたwwww」と大過去の話扱いにしていたところ、アラサーで「今またフルバとカレカノを読み直してる。これ、私と彼のことだと思う」と共感する女子が続出。
しかもこういうことを言いだすのが決まって「つらい恋愛に苦しみ悩んでいる子」。具体的に言えばコンサル男を筆頭としたモラハラ男の彼女勢&セフレ・セカンドに甘んじている女子たちです。
なぜつらい恋愛にはまっている彼女たちが「カレカノ」の雪野と「フルバ」の透に自己投影して「これは私たちの物語」と言い出すのか?今回はつらみ恋愛にハマるアラサー女子の「カレカノ・フルバ現象」について考察します。
女たちはもっとカジュアルに「家事離婚」すればいいよ
アラサー女子が5秒に1回はつぶやく魔法の呪文「結婚したい」。
これは「疲れたやばいマッサージ行かないと死ぬ」「ハワイ行きたい」「ぬこかわいい」「プードル飼いたい」と同義、つまりは「ストレスから解放されたい」という意味ですが、「結婚=ストレスフリー」なわけではもちろんありません。
アラサーともなると離婚案件がぼろぼろ周りに出始めます。さくっと離婚をキメる子たちの離婚理由は「不倫」「モラハラ」がツートップですが、「いやそれ離婚すれば?」と周りが思うにもかかわらず離婚に発展しづらいのが「夫が家事をやらなすぎ問題」。
共働きの子と専業主婦の子から、夫の家事への非協力ぶりに嘆く声を立て続けに聞き、「まだ21世紀なのにこれなのか!!」と大っっっっっ変にやるせなくなったので供養したいと思います。
サプリの1巻で放置したままの洗い物をやる終電帰りの女の図。「うわーあるある」となりすぎて胃が痛くなりました。
共働きなのに女に家事負担がかかりすぎ問題
まずは結婚して8か月(つきあいは2年)のカポー事例です。